新時代のリュックを創る。
久しぶりの故郷、京都。
美しい舞鶴港にたたずむ赤レンガの歴史的な建築物の中で、自作のリュックを何気に評価してく出さる人がいた。そこでふと思い出したのが、ちょうど3年前に投降した記事。
どんなにたくさんものを入れても両手があくリュックはエライ。
幼稚園児からお年寄りまで、年齢問わず似合うリュックはスゴイ。
そして背負った自分の姿は鏡に映してもちゃんと見えないのに、後ろから見た他人にイイねと言われるリュックはニクイ。
バッグを作り続けて23年になる。今でもバッグの究極を突き詰めると、たどり着くのはリュックだ。特に今回は最後のくだりにもある通り、リュックの魅力は「背負う本人は無自覚でも、リュック自身がしっかり背中でアピールして、いいねという評価を得ていた。」ことだ。
リュックはいつの時代でも、そんな意外な驚きと楽しみを与えてくれる。
「プライドと溢れる喜びを背負いながら、新時代に相応しいリュックを創って行こう。」
舞鶴湾の夕日を見ながら、そんな思いに耽ったある夏の日。私のリュック愛はこれからも続く。